予防歯科

予防の基本は毎日の歯磨きと定期検診

毎日の歯磨きは虫歯や歯周病予防にとって、とても大切なことです。

年齢が若い時は免疫力が高く、唾液の量も多く分泌されます。歯茎も引き締まっているので歯ブラシだけでも比較的お口の中を綺麗に保つことができますが、年齢とともに免疫力は低くなり、唾液の量も減っていくので、お口の環境は衰え、虫歯や歯周病の原因である歯垢(プラーク)がたまりやすくなり、歯茎も弱まります。

だから、30歳を過ぎたら、歯ブラシに加えて歯間ブラシとデンタルフロス(糸ようじ)をセットで歯磨きすることをオススメします。

3つをセットで活用することで、より効果的に歯垢を取り除くことができます。
歯ブラシではプラーク除去率60%です
歯ブラシ
歯の表面と歯と歯茎の間の汚れを取り除く
歯ブラシに歯間ブラシを併用して、プラークの除去率85%
歯間ブラシ
歯と歯の根元の汚れを取り除く
歯ブラシと歯間ブラシに加えて、フロス(糸ようじ)を使うことで、プラーク除去率95%
デンタルフロス(糸ようじ)
歯と歯の隙間の汚れを取り除く
しかし、自分では綺麗に磨けているつもりでも、見えない部分や、歯ブラシが正確に当てられない箇所に磨き残しができてしまいます。
院長も時間をかけて毎日歯磨きをしていたにも関わらず、虫歯になってしまったことがありました。

そこで、歯科医院での定期検診が大切なのです。

定期検診で衛生士による普段の歯磨きとは違う専門的なクリニーニングを受けていただくことで、お口の状態をより綺麗に保つことができます!

普段の歯磨き方法で、磨き残しがあれば、綺麗に磨ける方法をお伝えします。
当院でも「歯ブラシ」「歯間ブラシ」「フロス」を扱っていますので、種類やサイズ、どれを選んでいいのかわからないときは、衛生士に気軽にご相談ください。

また、定期検診で、早期に虫歯や歯周病が見つかれば、軽度のうちに治すことができます。

毎日の歯磨きと歯科医院での定期検診が、お口をキレイに、健康に保つ秘訣です。

歯周病について

歯を失う一番の原因は「虫歯」ではなく、「歯周病」だということをご存知でしょうか。

歯周病とは、歯を支える骨を溶かしてしまう怖い病気です。
虫歯とは違い、痛みがなく、見た目の変化もなく、本人も気づかないうちに進行していく怖い病気です。

成人の80%以上が歯周病またはその予備軍といわれていますので、ほぼ全員が歯周病の治療、もしくは予防対策が必要だといえます。
歯周病のセルフチェック、「歯茎から血が出る」、「歯が浮いた感じがする」、「歯茎が腫れている」、「指で触るとぐらつく歯がある」、「口の中がネバネバしがち」、「歯茎から膿が出る」、「冷たいものがしみる」、「歯茎が下がって、歯が長くなった」、「口臭がする」、「歯茎の色が赤い」、一つでも該当するものがあれば歯周病の疑いがあります。
該当する項目がないからといって、歯周病ではないということはありません。

歯周病かどうかを判断するには、歯周ポケットのチェック(歯と歯茎の隙間の深さをはかること)が一番効果的です。

ふくち歯科では定期検診の際に歯周ポケットのチェックを行っています。
もし歯周病の進行が確認できた場合でも、早めに治療を行うことで、お口の健康を取り戻すことができます。

健康な状態だと思われるうちから定期検診に来ていただき、予防をすることをおすすめします。